
今回は2022年2月の運用実績を紹介します!
ウクライナ情勢 & 金融引き締めの影響で、年明けから米国株式相場は不安定な状況がつづいています。
楽天VTIの直近3か月のチャートを見ると、細かく上下はしていますが間違いなく「下落相場」です。
3月現在でもウクライナ情勢はまだ先が見えませんし、アメリカ政府は金融引き締め政策として「利上げ」を発表しました。
今後も不安定な相場が継続することが予測されますので、チャートの動きは要注目です。

わが家では米国インデックスを中心に積立投資しています。15万円/月のペースで積立しており、2022年2月現在の積立額は200万円です。
インデックス:日本語で「株価指数」のこと。大きなくくりで株価の値動きを確認できる平均的な指標。日経平均⇒日本の上場企業の値動きの平均値、ダウ平均⇒アメリカ上場企業の値動きの平均値。
わが家の投資方針は「長期積立投資で利益を出す」です。達成のためのポイントは以下の3点と考えています。
①経済的な成長の期待できる米国株投資
②手数料安いインデックスファンド投資
③ドルコスト平均法による継続的な積立
①経済的な成長の期待できる米国株投資
アメリカは今後も経済成長し、企業の成長も期待できるため株価も伸びていきます。
根拠はこちらの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください!
②手数料安いインデックスファンド投資
投資信託は大きく分けるとインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があり、インデックスファンドの方が手数料が安いです。
10年~20年スパンの長期投資では、ほんの数%の小さな手数料の違いが損益に大きく影響してくるので、できる限り手数料は安く抑えたいです。
・インデックスファンド:指数(S&P500、日経平均等)と同じ値動きを目指した“受け身”の運用方針
⇒手数料は安い
・アクティブファンド:指数を上回る結果を出す為に、ファンドマネージャーやアナリストが“攻め”の運用を実施
⇒手数料が高い
③ドルコスト平均法による継続的な積立
ドルコスト平均法とは毎月決まった銘柄を「定額」で買い付ける手法です。
定額買い付けなんて誰でもできて簡単そうですが、損するリスクを減らせる素晴らしい投資手法です。
例えば、毎月500円分(定額)のリンゴを買うとすると、リンゴの価格変動に応じて購入する個数が自動的に調整されます。
安い時は多く買う、高い時は少なく買う。商売の基本のようなことを言ってます。

面白いのが株式の場合、安くなったら売りたくなり、高くなったら買いたくなる人が非常に多いです。(下記心理状態から)
- 安くなる:損したくない・・・
- 高くなる:利益出したい!!
長期投資では売ったり買ったりしたくなる気持ちをぐっと我慢して、コツコツ定額分を継続して積み立てることが『勝つ秘訣』です。
※米国インデックスのように、長期で見たら高確率で伸びる商品前提ですが

米国インデックスへの積立投資やってみませんか?詳細銘柄は次の章をご覧ください。
①FIRE目指すわが家の「米国株ポートフォリオ」を公開

銘柄、積立金額
銘柄、月の積立金額、口座種類を以下にまとめています。
口座は【夫の積立NISA】【妻の一般NISA】非課税口座のダブル活用で効率運用を目指しています!(夫婦での運用の強みですね)
2022年4月より【企業DC】(企業型確定拠出年金)活用も予定しており、さらに運用効率を上げていきます!
楽天VTI
⇒33,000円/月【積立NISA】
eMAXIS NASDAQ100
⇒17,000円/月 【特定口座】
eMAXIS Slim S&P500
⇒30,000円/月【一般NISA】
eMAXIS Slim 全世界(除く日本)
⇒30,000円/月【一般NISA】
eMAXIS Slim 新興国株
⇒10,000円/月【一般NISA】
長期厳選投資 おおぶね
⇒20,000円/月【一般NISA】
ひふみプラス
⇒10,000円/月【一般NISA】
たわらノーロード先進国リート
(2022年4月から積立予定)
⇒15,000円/月【企業DC】
☑合計:165,000円/月
ポートフォリオ比率

「楽天VTI」「SP500」「NASDAQ100」などの米国インデックスが中心であることが分かります。(手堅い)
一方「おおぶね」「ひふみぷらす」などのアクティブファンドにも投資しています。手数料が高いのになぜ投資しているかは以下の記事で紹介しているので是非読んでみてください!
ちなみにわが家のポートフォリオはアメリカ比率が「86%」とかなり偏っておりバランスが悪いです。
今回の暴落もありましたし、もう少し全世界に満遍なくリスク分散を図っていきたいと考えています。(ちょっとずつ)


今後が読めないので、アメリカへの集中投資はちょっとリスキーですね。
証券口座の紹介
わが家では下記内訳で3つの証券口座を使い分けています。
①楽天証券:50,000円/月
②SBI証券:100,000円/月
③MUFG信託銀行:15,000円/月
☑合計:165,000円/月
①楽天証券
楽天証券は楽天カード(クレジット)払いで1%のポイントが付くので超お得です。ポイント上限は500pt/月なので、月5万円分を楽天証券で投資してます。
悲しいことに、現状のポイント還元サービスは2022年8月をもって終了(改悪)となります。サービス終了詳細は以下の記事で説明してます。
②SBI証券
SBI証券は楽天証券と並ぶ優良証券口座です。
これまではポイント還元率の高さで楽天証券の方に分がありましたが、楽天証券が改悪されるのと、逆にSBI証券のクレジット払いポイント還元率は上方修正されています。
以下の記事で詳しく解説されています。
②2022年2月の世界経済トピックス

本章では2022年2月に起こった日本・海外の「経済トピックス」を紹介して、過去の値動き理由の深掘りと、今後の動きの予測をしていきます。
ネタは私のお金の先生である、両学長の動画を参考にさせていただいております。毎月ありがとうございます!
上のリンクからYoutubeチャンネル「お金の大学」視聴できますので是非見てみてください。マネーリテラシー上がること間違いないです!

Youtube本数多すぎてみてる時間がない人には、動画の内容が体系的にまとまっている以下の書籍をおすすめしたいです。
日本国内の経済トピックス
ロシア、ウクライナ情勢悪化の影響による下落が続く。
下のグラフのように、日本国内の各指数は年明けから「下落」が継続しています。ロシア、ウクライナは情勢の詳細は次の章で解説します。
私の保有する唯一の国内株メインの投資信託ひふみプラスも厳しい運用を強いられてます、、(今は我慢の時)

東証株価指数(TOPIX):日本国内の東証1部上場企業の全銘柄を対象として株価指数。含まれる企業は大企業中心。 日経平均株価:東証一部上場企業の中から、日経新聞社が選んだ225社の株価を平均した指数。構成銘柄はこちらの記事を参照ください。 REIT指数:東証に上場しているREIT(不動産投資信託)全銘柄を対象とした指数。REITの仕組みについてはこちらの記事を参照ください。 TOPIX Mothers(東証マザーズ):日本の株式市場の中で、成長可能性を秘めたベンチャー企業が多く上場する市場の株価指数。
最近は暗い経済ニュースばかりですが、一方で日本国内明るいニュースもあります。
下の図は2020年と2021年の国内企業の利益の変化を、業種ごとに示したグラフです。
最も増益幅の大きかったのは「自動車・部品」ですが、それ以外も多くの業種で増益の結果を残しています。(夏のボーナスが楽しみですね!)


ロシア、ウクライナ情勢影響で株価は下落していますが、日本国内の実体経済は「悪くない」状況です。

今後落ち着いてきたら株価は上昇する可能性があるので、「今は売る時ではない」と考えましょう。
海外の経済トピックス
ロシア、ウクライナ情勢悪化の影響による下落が続く。
日本同様に海外の株式相場も大荒れです。下のグラフから各国の株価指数は軒並み下落していることが分かります。
私の保有する米国インデックスファンド(S&P500、VTI、NASDAQ100)も軒並み下落しました。どれくらい下落したかはこちらの章でご覧ください。

S&P トロント総合指数:カナダのトロント証券取引所に上場する企業の株価指数 FTSE100種総合株価指数:イギリスのロンドン証券取引所における株価指数で、イギリスを代表する株価指数。 CAC-40:フランスのユーロネクスト・パリ上場の銘柄で構成される株価指数。 S&P 500:アメリカの代表株価指数。 ドイツ株価指数:ドイツの代表株価指数。

世界中どこに投資しても厳しい状況です。
ロシア・ウクライナ情勢
まず、「結局何が起こってるの?」「戦争の背景はない?」「プーチンは何を考えてる?」色々な疑問お持ちの方いらっしゃると思います。
そんな方については、以下の中田敦彦のYouTube大学の動画を視聴することを強くおススメします。
★前半のキーワード:NATO、プーチン
★後半のキーワード:ウクライナ、バイデン

どこの情報番組よりも分かりやすく、現状と戦争の背景を学ぶことができるので是非視聴ください。
ロシア・ウクライナ情勢について、2月に起こった出来事を時系列でまとめます。
こうやって並べてみると1日毎に大きな事件が発生して、状況が目まぐるしく変わったことが分かります。
- 2月24日ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決断
ウクライナのゼレンスキー大統領が戦時体制を宣言
G7オンライン首脳会議「可能な限り、最も強い言葉で非難する」
- 2月25日ウクライナ首都のキエフを含む各地で戦闘激化
- 2月28日ロシア・ウクライナ間で停戦交渉するも隔たり大きく、交渉決裂
ウクライナ正式にEU加盟申請
また戦争を仕掛けたロシアに対しては、世界各国が「経済制裁」を実施することが決まっています。
・SWIFT(国際決済ネットワーク)からのロアシ銀行の排除 ・ロシア中央銀行の保有資産を凍結 ・プーチン大統領他ロシア外相らの個人資産凍結 ・Google&メタ社、ロシア国営メディアの広告収益化を停止 ・米エクソン、英BP、英シェル、ロシア石油事業から撤退 ・Apple、ナイキロシア国内での製品販売中止 ・ディズニー、ロシアでの新作映画公開を中止

ロシア経済の停滞待ったなしの状況ですね。
これを受けて三菱UFJ国際投信株式会社は「主要指数からのロシア株式・債券の除外」を発表しています。
下記、人気ファンドからロシアの株式・債券が除外されます。(私のポートフォリオにも含まれてます、、)
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) ・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) ・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)等
その他商品はこちらを参照ください。
ちなみに各ファンドに占めるロシア株・債券の比率は小さいため、除外による株価への影響は小さいと予測されています。
とはいえ、ロシア・ウクライナ侵攻により世界的に株式相場は不安定となっている為、今後も予断を許さない状況です。

その他商品の比率はこちらを参照ください。

ロシア・ウクライナ情勢について、投資をやっていたからこそ「自分事」として考える機会になりました。
③2022年2月 米国株ポートフォリオ運用実績

2022年2月のわが家の運用実績をまとめました。過去からの実績推移もグラフ化して分かりやすくまとめています。
またわが家の「総投資額」を惜しげもなく大公開しているので、皆さんの運用の参考になれば幸いです。
銘柄毎の運用実績まとめ

損益額がマイナスに転じている銘柄がポートフォリオの過半数を占める状況となっております。(初めての経験・・)
コロナショック直後に積立を始めた「楽天VTI」と「eMAXIS Slim S&P500」だけがかろうじてプラスです。
ポートフォリオ全体成績がプラスになっているのは「楽天VTI」の+8万円がかなり大きいです。(ありがとう!)

損益率の推移を示したグラフは全体的に下落傾向です。
今月特に下落が大きかったのはeMAXIS Slim新興国株式で、ロシア・ウクライナ情勢の影響と、ロシアに加担する中国に対する不信感が高まった結果と見えます。

新興国株への積立は少額にしといてよかった、、
全体の運用実績まとめ
積立額:2,047,000円
評価額:2,105,352円
損益額:+58,352円
損益率:+2.85%

積立額がついに200万円の大台を突破しました!
損益率の低下により評価額は伸び悩んだものの、積立額が順調に増えていることは嬉しく思います!
先月まで10%超えてた損益率も、とうとう2%台まで落ち込んできました。(来月はどうなることやら、、)
今は「買い時」「株の安売りセール」と思って今まで通り定額でコツコツ積立がんばります!
まとめ:FIRE目指してコツコツ積立!

以上、2022年2月の投資実績まとめでした。もし分かりづらかった部分あれば修正するのでコメントください!
投資実績をまとめる作業は色々なメリットがありますので、ぜひ皆さんもやってみてほしいです。
- ポートフォリオの値動きを把握できる
- 日本と世界の経済状況を把握できる
- 経済ニュースへの興味がわく
今後も予断を許さない状況ではありますが、わが家はかわらずバイ&ガチホールドで攻めていきます!
ではまた!
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