★2021年10月10日:記事内容更新
今回は最後のステップ『運用中のリバランシング』について内容を紹介します!
1:株式の割合を決める
2:指数を選ぶ(インデックス)
3:投資信託を選んで購入
4:運用中のリバランシング
ステップ1~3については内容知りたい方は、以下の記事を読んでみてください!参考になればと思います!
【前編:上側】ステップ1&2
【後編:下側】ステップ3
まず、今回の記事の内容の概要と結論をざっくりとまとめます!
■記事を読んで欲しい方 ・本当に放置で大丈夫なのだろうか ・いつか暴落が来て大損するかも と漠然とした不安をお持ちの方 運用方針として「リバランシング」がおススメです! ■運用中のリバランシング 「株式」「債券・預金」の金額割合をキープするように売り買いすることで効率的に運用することができます! 「なぜ?」と思った方はぜひ本文も読んでみてください!
今回の記事内容は以下の著書を参考にしています。
FIRE 最強のリタイア術
著者:クリスティー・シェン、ブライス・リャン(2人は夫婦です)
投資信託『値動き』による『感情の動き』
投資信託の運用を続けていると、その時の経済状況に応じて「基準価額」が日々変化します。
基準価額:投資信託が現時点でどのくらいの価値があるのかを、単純に単位口数当たりで示したものです。
「値上がりする商品」もありますし
「値下がりする商品」もあります
値上がりしたら「嬉しい」ですが、
値下がりしたら「悲しく」なりますよね。
値上がり・値下がりして「感情」が動いたときに「どう考えて行動」してますか?
投資初心者の『失敗行動』あるある
投資初心者の方で、以下ような経験をしたことありませんか?
「値下がりして損するのが怖かったので売却してしまったが、その時売ってなかったら大きい利益が出せてた、、」
この場合、怖かった(感情)により、売却(行動)を決めてしまっています。
感情任せの行動は、投資に限らずやめたほうがいいです。
投資を始めるときに、「運用方針」を決め、感情に流されずに効率的に運用していきましょう!
以下、おすすめ運用方針「リバランシング」の紹介です。
『リバランシング』で不況に強い効率運用
まず、あなたのポートフォリオ設定が上図の比率と仮定します。
次にコロナショックのような「経済ショック」が発生したとします。
各資産の値動きは以下のようになりました。
米国ETF(株式):値下がり↓
米国債券:値上がり ↑
銀行預金:変化なし →
各資産の値動きによりポートフォリオが変化します。
経済ショック前後で以下のようなポートフォリオの比率が変化したとします。
損するのが怖くなって、米国ETF(株式)を売って債券・銀行預金比率を高くしたくなりませんか?
リバランシングで効率運用するためには、むしろ逆のことをやらないといけないです!
値上がりしている債券の売却し、その売却益を使って、下落している株式の買い足し、
最初に決めたポートフォリオの割合をキープします!
損しそうな時に米国ETF(株式)を買い足すなんてリスキーな逆張りはできません、、
現に、多くの人は不景気の時は安定を求めて、債券や銀行預金の比率を高めてしまいます。
その結果、不景気時は債券価格が上昇するんですね。
では、不景気時に下落している米国ETF(株式)を買い足すことは本当に「リスキーな逆張り」なのでしょうか?
この点を考えてみましょう!
上の図はS&P500(米国株)の基準価額のチャート上に経済ショックのタイミングを追記した図です。
各経済ショックのタイミングは大幅に下落をしていますが、数年を掛けて必ず回復しています。
短期スパン(日~数か月単位)のトレードをしているのであれば、経済ショックは不安視する必要はありますが、
数十年スパンの長期運用を見据えているのであれば、経済ショックはそこまで怖がる必要ありません!
また、「損したくないので売りたくなる」心理は、行動経済学的にも証明されている人の本能でもあります。
人間は『損』に対する感覚が、『得』に対する感覚の”2.5倍“も高いことが研究で分かっています。
100万円得するプラスの感情
=40万円損するマイナスの感情
こんなイメージです。
自分がどこまで損を受け入れられるか(リスク許容度)を考慮した運用は大事ですね!
まとめ(FIRE達成に向けて不況に強い資産運用を)
さて、今回は不況に強い運用方針『リバランシング』について、紹介しました!
ステップ1で決めたポートフォリオ比率をキープして、効率的に資産運用やっていきましょう!
1:株式の割合を決める 2:指数を選ぶ(インデックス) 3:投資信託を選んで購入 4:運用中のリバランシング
ここまで、3記事にわたり『ポートフォリオの作り方4ステップ』について紹介してきましたが
この方法は、アメリカの経済学者:ハリー・マーコウィッツ氏の「現代ポートフォリオ理論」に基づいています。
最後の最後に小難しいワードを出してしまいましたが、この理論は過去に“ノーベル経済学賞”を受賞した素晴らしい理論なんです!
この内容をかなり細かくかみ砕いて説明してみましたが、どうでしたでしょうか?伝わりましたでしょうか?
もし不明点や、間違っている点がありましたらコメントしてもらえると嬉しいです!
ではまた!
もっと詳しく勉強したい方は、ぜひ以下の著書も読むことをお勧めします!
【本の紹介】
FIRE 最強のリタイア術
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