★記事内容修正:2021年10月20日
今回は「山奥ニート」という本をレビューしていきます!
ニートは「自分以外の稼ぎ」に頼って生活しているイメージなので
「経済的な自立」を目指すFIREとは全然違う!と感じたと思います。
(タイトルで気を悪くした方いらっしゃいましたら、申し訳ありません)
今回は一般的なニートではなく、「山奥ニート」という特殊な形態のニートを紹介します!
山奥ニートの生活や考え方を知れば知るほど、FIREの概念と似ているため、FIREとニートの共通点をまとめました!
今回の記事の内容を以下の著書を参考にさせていただきました。
「山奥ニート」やってます。
石井 あらた
■記事を読んで欲しい方 ・FIRE達成後(老後)は田舎に引っ越して、生活費をなるべく抑えて生活したいと考えている方 ■記事概要 ①山奥ニートってそもそも何? 山奥で暮らしているニート 生活費は自分で稼ぐ(親は頼らない) 小学校を無料で借りて住んでる 若者15人で共同生活している ★「FIRE」と「ニート」の共通点① 経済的に自立している 自由を追い求めている ②山奥ニートの1日 11:00 目が覚めたら起床 12:00 朝食(昼食) 13:00~自由時間 日暮れ 夕食 夕食後 自由時間 深夜 眠くなったら就寝 ★「FIRE」と「ニート」の共通点② ・やりたい時に、やりたいことを、時間をきにせずやりたい ・自由な時間を充実させたい ・人との関わりも大事にしたい ③山奥ニートの家計簿 支出:18,000円/月 収入:25,000円/月 収支:+7,000円 ★「FIRE」と「ニート」の共通点③ ・無駄な支出を減らし、最適化したい
山奥ニートってそもそも何?
山奥ニートはその名の通り、「山奥で暮らしているニート」を意味します。
ニートと言っても生活費は親には頼らず自分で稼いでおり、経済的に自立していることが、普通のニートとの大きな違いです。
「自分で働いて稼いでるなら、ニートじゃないじゃん!」と突っ込みを入れたくなりますが
稼ぐのは本当に生活費の必要最低限で、1週間のほとんどは寝たり・遊んだり自由に生活しているから山奥“ニート”なのだそうです。
生活費が非常に安いのも、山奥ニートの暮らしの特徴です。
生活費が安い要因は「家賃がかからない」ことで、住居として山奥を選んだのもこれが理由みたいです。
一般家庭では家賃は収入の30%程度と、かなり大きい割合を占めてしまいますが
山奥ニートの場合は限界集落の廃校を無料でもらい生活しているので、家賃が発生しないというわけです。
限界集落の廃校に集まったニート15人で集団で生活しています。
理由は様々ですが、「働くことにつかれた」「都会での生活に疲れた」といった理由で、自由を求めて山奥ニートになった人がいるみたいです。
★「FIRE」と「ニート」の共通点①
「自由を求めて田舎に行く」という思考回路もFIREと山奥ニートは似ているのかもしれませんね!
山奥ニートの一日
山奥ニートの「何もない日」の生活サイクルは下のイメージです。
11:00 目が覚めたら起床 12:00 朝食(昼食) 13:00~自由時間 日暮れ 夕食 夕食後 自由時間 深夜 眠くなったら就寝
起きたい時間に起きて、やりたいことをやって、眠くなったら寝る
食事は周囲にコンビニや外食店もないため、基本的には自炊です。
15人で共同生活しているが当番制などはなく、料理したい人が気が向いたときに作るとのことです。
主食はパスタ中心ですが、しっかり野菜などもバランスよくとれてて、男の一人暮らしよりはよっぽど良い食生活を送ってそうです。
勝手なイメージですが、自由時間は自分の部屋にこもって漫画を読んだりゲームしたりニートっぽい生活を送ってるのかと思いきや
共同スペースで住人とゲームを楽しんだり、BBQが開催されたり(上の写真)と自由時間すごく充実しているようです。
都会に住んでれば、BBQのために食材費の他に場所代、駐車場代等、すべて込々で何千円もかかってしまいますが、
山奥ニートの場合は食材のみだし、食材もありものを使うのでほぼタダです。
やりたい時に突BBQ開催され、“ワイワイ・ガヤガヤ” 宴が始まることも。うらやましいですね!
遠くから見ると緑色に見える透き通った川があり、
著者は気が向いたときに「川辺で読書」を楽しむみたいです。
静かでロケーションも最高なので、時間を忘れて読書に没頭できそうですね!
★「FIRE」と「ニート」の共通点②
人との関わりも大事にしている点、やはり普通のニートと一味違いますね!
山奥ニートの家計簿
山奥ニートの一か月の生活費は18,000円です。
一般的な「単身世帯」と比較すると明らかですが、安すぎです!
特に安い項目の理由を下にまとめてます。
・食費 9,000円:自炊でやりくりしている、かつ食材費は15人の住民で割り勘 ・住居費 0円:小学校廃校を無料でもらい、生活しているためかからない。 ・水道代 254円:山からの湧き水を貼っているため、ほとんど無料 ・交通費 1,500円:スーパーに買い出しに行くときなど、山から町へ往復する車のガソリン代のみ。 ・通信費 263円:15人で一つの回線契約しているため、割り勘で対応。 ・交際費 0円:かからない。寂しくなったら共同のリビングに行けば、誰かとくだらない話ができる。BBQもほぼタダ
支出が極限まで最適化されています。
FIRE目指していても、さすがにマネできない部分もありますが、似ている部分もありそうですね!
★「FIRE」と「ニート」の共通点③
狙ってたかはわかりませんが、生活費を抑えるためのかなり合理的な生活スタイルだなと感じました。
まとめ(FIRE = ニート)
FIRE達成のためには以下の2つの要素が大事です。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
山奥ニートは「支出を減らす」方向に全振りした一つの「FIREのスタイル」のように感じました。
支出が少ないながらも、著者含め15人の住人はすごく充実した生活を送っているようなので、結構うらやましくなってしまいました。
本の内容気になった方は、ぜひ読んでみてください!
ではまた!
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