
新電力との付き合い方について考えてみました。
結論「新電力は今後もうまく活用して節約していく」というのがわが家の方針です。
新電力はやばい状況ですが、契約&解約手数料は基本無料だし、手続きはネット上で簡単にできるため、その時その時のベストな新電力に契約するのが最適解と考えます。
今回の記事は、これまで契約していた「あしたでんき」が2022年6月末で供給停止になることを受けて次の乗り換え先を検討しました。

あしたでんきはシミュレーション結果、一番安かったので契約していました。詳細は上の記事で紹介しています。
✓新電力は安いのは分かっているけど、倒産してしまうリスクがあるので契約を躊躇している方
✓新電力と契約しているが、最近倒産が多くなってきてて不安に思っている方
✓契約していた新電力が倒産する為、乗り換えようと思っているが比較するのが面倒に思っている方
新電力は上手く活用できれば大きな節約効果があることは間違いありません。(実際に安さが一番のメリットなので)
今回の記事の構成は下記の通り3段構成となっております。
【記事構成】
①今回の記事では最初に「新電力のやばい状況」を説明して、私たちは「どう対応するべきか」を考えます。
②中盤に現在のベストの乗り換え先を「自分で判断できる」ようにシミュレーションの方法を紹介します。
③最後にわが家のケースで実際にシミュレーションした結果を踏まえて「現状どこの新電力会社がベスト」か結論を出します。

まずは「新電力のやばい状況」についての紹介です。
【新電力がやばい】何がやばいのか?

「新電力がやばい」最近よくニュースなどで報道されていますよね、実際何がやばいのかご存じですか?
倒産する新電力会社が相次いでいる状況が”やばい”んです。
以下のグラフでみると、2021年度の新電力会社の倒産件数は「14件」と明らかに増えており、2022年度はさらに増える見込みです。

新電力会社の倒産が増えている背景にはロシアのウクライナ侵攻による影響が大きいと言われています。
ロシアのウクライナ侵攻の影響で、発電の燃料となる「天然ガス」の価格が高くなったことで、電力価格が高騰しています。
2021年の夏場は10円/kWh未満だったのが、2022年の3月には27円/kWhと3倍くらい電力価格が高騰しています。

電力価格が高騰すると、ダイレクトに新電力会社の利益が減ってしまいその影響で倒産が相次いでいる状況です。

次の章で倒産・新規契約中断している新電力を紹介します。
【新電力がやばい】供給停止・新規受付停止リスト(2022年5月現在)

乗り換え先を検討するにあたり、供給停止・新規受付停止している新電力を把握することが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ乗り換え時の参考にしてください。
・エルピオ電気:4/30供給終了
・あしたでんき:6/30供給終了
・ホープエナジー:3月下旬供給終了
・熊本電力:3月下旬供給終了
・アンビエットエナジー:5/31終了
・Natureスマート電気:6/30供給終了
・ウエスト電力:6/30供給終了予定
・シン・エナジー(3/17~)
・楽天でんき
・looopでんき(4/1~)
・リミックスでんき(4/7~)
・丸紅新電力(4/6~)
・ハチドリ電力(1/7~)
・HISでんき(4/20~)
・京葉ガスでんき(3/18~)
・エネワンデンキ・・・・など
・東北電力(4/15~)
・北陸電力(2月下旬~)
・関西電力(4月~)
・四国電力
・九州電力(4/18~)
・沖縄電力

新電力ならまだしも、大手電力まで新規受付停止している状況はやばいですね。
電力料金シミュレーション方法

シミュレーションの前提条件
家族構成
■家族:3人家族 夫:30歳、化学メーカー勤務 妻:30歳、専業主婦 長女:0歳(5か月) ■住居:アパート 間取り:2LDK 電気、水道、プロパンガス
今回はわが家の実績を用いてシミュレーションするので、まずわが家の概要を紹介します。
日中は妻と娘が家に居る状況なので、同じような家族構成の方は参考にしていただければと思います。
電力使用量

2021年度のわが家の電力使用量のデータを集計したら上のグラフのようになりました。
特に冬場は暖房を結構使てたので使用量が多くなっていますが、今年もおおよそ同じような使用量になる前提でシミュレーションします。
シミュレーションする新電力会社
今回は現在も新規申し込みを受け付けている新電力4社+東京電力の5社で比較していきます。
・東京電力 ・東京ガスでんき ・ソフトバンク おうちでんき ・ENEOSでんき ・ソフトバンク 自然でんき
それぞれの基本料金及び、電力量毎の使用料は以下の条件で計算します。(2022年5月現在、基本料は40Aを想定)

ここで大事なのは使用料(円/kWh)は月当たりの電力量(kWh)により異なるということです。
基本的には電力量が少ないほど使用料は安くなる傾向にあります。
自然でんきのように電力量によらず使用料が一律というケースも稀にありますが、使用料は電力量により異なることは覚えておきましょう。

以上が今回のシミュレーションの前提条件です。
シミュレーションの方法
計算方法
計算方法は以下のかけ算を12回(12か月分)やった結果を合計して1年分の電気料金を出して各社で比較します。
月の料金 =
基本料[円]+使用料[円/kWh] × 電力量[kWh]
※使用料は電力量により異なる
計算具体例(東京電力の場合)

■2021年5月わが家の電気料金を計算 使用電力量:225kWh 料金=1,144+26.48×225=7,102円 ■2021年6月わが家の電気料金を計算 使用電力量:179kWh 料金=1,144+26.48×179=5,884円 この計算を繰り返すイメージです。

シミュレーション方法イメージできましたか?実際は簡単な計算をやってるだけです。
電力料金シミュレーション結果

シミュレーションした結果「ソフトバンク自然でんき」が年間料金:69,274円で最安値という結果になりました。
緑塗の行は各社の入会特典、ポイントサイト(ハピタス)のキャンペーンの金額を考慮しましたが、それでも自然でんきが断トツでした。
ハピタスは手軽に高還元率で手軽にポイ活ができます。サービスの詳細については以下の記事で紹介しています。
最も高かったのは「東京電力」の85,958円で、自然でんきよりも16,711円も高いという結果です。
つまり、東京電力から自然でんきに乗り換えることで年間16,711円の節約効果があるということです。(大きいですね。)

月ごとの各社の電気料金の推移をグラフ化しましたが、年間通して赤線の自然でんきが最安値をキープしてます。
一方のオレンジ線の東電は年間通して最高値で推移しています。

最後に今回のシミュレーションで安かったトップ3の新電力の概要を紹介します。
おすすめ新電力トップ3
1位:ソフトバンク自然でんき


ソフトバンク 自然でんきはわが家(3人家族)のような電力をたくさん使う家庭であれば、電気料金を安く抑えれます。
基本料金が0円なので、使った分だけ料金が発生するという「料金体系がシンプル」な点も魅力です。
また、自然でんきは太陽光・風量などの「再生可能エネルギー比率100%」なので、かんたんに環境保全に貢献できます。

エコなのに安いって最高ですよね!

2位:ソフトバンクおうちでんき


ソフトバンクおうちでんきは低電力量の使用料が最も安いため、一人暮らしのような電力をあまり使わない方に最適です。
さらに、2022年5月現在も1ヵ月電気代が無料になるキャンペーンも実施されておりお得です。
さらにさらに、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホやインターネット回線を使ってる方は月最大1,100円割引となります。

ソフトバンクユーザーなら間違いないです。

3位:ENEOSでんき


エネオス電気は120~300kWhの使用料であれば一番安いため、使用電力量が中くらいの方にお勧めです。(自分の使用電力量調べてみてください!)
エネオス電気は提携クレジットカードで料金支払うとポイントが貯まります。提携カードとポイント還元率は以下のとおりです。
楽天カード:1.5% エポスカード:1.0% セブンカード:1.0% dカード:1.0% ANAカード:1マイル/200円

ポイ活している人におすすめです!
まとめ:新電力は今後も上手く活用しましょう

内容いかがでしたでしょうか?
わが家はシミュレーションで一番安かった「ソフトバンク自然でんき」と契約することに決めました。
皆さんも今回紹介したシミュレーション方法で一番最適な新電力を検討してみてください。
ではまた!
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