わが家の構成
夫:30代、化学メーカー勤務(役職無し)
妻:30代、専業主婦
長女:0歳、乳幼児(12月誕生)

今回は2022年3月の運用実績を紹介します!
ロシアのウクライナ侵攻&金融引き締めの影響で、年明けから米国相場は不安定な状況が続いていましたが、ここにきて大きく反発しています。
以下のチャートは楽天VTIの直近6ヵ月のデータですが、年明けから継続して下落していましたが3月下旬から大きく反発しています。
しかし、ウクライナ侵攻・金融引き締め・コロナ影響により、このまま上昇トレンドが継続する可能性は低く、今後も不安定な相場は続きそうです。

わが家では米国インデックスを中心に積立投資しています。15万円/月のペースで積立しており、2022年2月現在の積立額は200万円です。
インデックス:日本語で「株価指数」のこと。大きなくくりで株価の値動きを確認できる平均的な指標。日経平均⇒日本の上場企業の値動きの平均値、ダウ平均⇒アメリカ上場企業の値動きの平均値。
わが家の投資方針は「長期積立投資で利益を出す」です。達成のためのポイントは以下の3点と考えています。
①経済的な成長の期待できる米国株投資
②手数料安いインデックスファンド投資
③ドルコスト平均法による継続的な積立
①経済的な成長の期待できる米国株投資
アメリカは今後も経済成長し、企業の成長も期待できるため株価も伸びていきます。
根拠はこちらの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください!
②手数料安いインデックスファンド投資
投資信託は大きく分けるとインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があり、インデックスファンドの方が手数料が安いです。
10年~20年スパンの長期投資では、ほんの数%の小さな手数料の違いが損益に大きく影響してくるので、できる限り手数料は安く抑えたいです。
・インデックスファンド:指数(S&P500、日経平均等)と同じ値動きを目指した“受け身”の運用方針
⇒手数料は安い
・アクティブファンド:指数を上回る結果を出す為に、ファンドマネージャーやアナリストが“攻め”の運用を実施
⇒手数料が高い
③ドルコスト平均法による継続的な積立
ドルコスト平均法とは毎月決まった銘柄を「定額」で買い付ける手法です。
定額買い付けなんて誰でもできて簡単そうですが、損するリスクを減らせる素晴らしい投資手法です。
例えば、毎月500円分(定額)のリンゴを買うとすると、リンゴの価格変動に応じて購入する個数が自動的に調整されます。
安い時は大量に仕入れる、高い時は少量仕入れる。商売の基本のようなことを言ってます。

面白いのが株式の場合、安くなったら売りたくなり、高くなったら買いたくなる人が非常に多いです。(下記心理状態から)
- 安くなる:損したくない・・・
- 高くなる:利益出したい!!
長期投資では売ったり買ったりしたくなる気持ちをぐっと我慢して、コツコツ定額分を継続して積み立てることが『勝つ秘訣』です。
※米国インデックスのように、長期で見たら高確率で伸びる商品前提ですが

米国インデックスへの積立投資やってみませんか?詳細銘柄は次の章をご覧ください。
①【子持ちでもFIREできる】わが家の「米国株ポートフォリオ」を公開

銘柄、積立金額
銘柄、月の積立金額、口座種類を以下にまとめています。
口座は【夫の積立NISA】【妻の一般NISA】非課税口座のダブル活用で効率運用を目指しています!(夫婦での運用の強みですね)
2022年4月より【企業DC】(企業型確定拠出年金)活用も予定しており、さらに運用効率を上げていきます!
楽天VTI
⇒33,000円/月【積立NISA】
eMAXIS NASDAQ100
⇒17,000円/月 【特定口座】
eMAXIS Slim S&P500
⇒30,000円/月【一般NISA】
eMAXIS Slim 全世界(除く日本)
⇒30,000円/月【一般NISA】
eMAXIS Slim 新興国株
⇒10,000円/月【一般NISA】
長期厳選投資 おおぶね
⇒20,000円/月【一般NISA】
ひふみプラス
⇒10,000円/月【一般NISA】
たわらノーロード先進国リート
(2022年4月から積立予定)
⇒15,000円/月【企業DC】
☑合計:165,000円/月
ポートフォリオ比率

「楽天VTI」「SP500」「NASDAQ100」などの米国インデックスが中心であることが分かります。(手堅い)
一方「おおぶね」「ひふみぷらす」などのアクティブファンドにも投資しています。手数料が高いのになぜ投資しているかは以下の記事で紹介しているので是非読んでみてください!
証券口座の紹介
わが家では下記内訳で3つの証券口座を使い分けています。
①楽天証券:50,000円/月
②SBI証券:100,000円/月
③MUFG信託銀行:15,000円/月
☑合計:165,000円/月
①楽天証券
楽天証券は楽天カード(クレジット)払いで1%のポイントが付くので超お得です。ポイント上限は500pt/月なので、月5万円分を楽天証券で投資してます。
悲しいことに、現状のポイント還元サービスは2022年8月をもって終了(改悪)となります。サービス終了詳細は以下の記事で説明してます。
②SBI証券
SBI証券は楽天証券と並ぶ優良証券口座です。
これまではポイント還元率の高さで楽天証券の方に分がありましたが、楽天証券が改悪されるのと、逆にSBI証券のクレジット払いポイント還元率は上方修正されています。
以下の記事で詳しく解説されています。
②2022年3月の世界経済トピックス

本章では2022年3月に起こった日本・海外の「経済トピックス」を紹介して、過去の値動き理由の深掘りと、今後の動きの予測をしていきます。
ネタは私のお金の先生である、両学長の動画を参考にさせていただいております。毎月ありがとうございます!
上のリンクからYoutubeチャンネル「お金の大学」視聴できますので是非見てみてください。マネーリテラシー上がること間違いないです!

Youtube本数多すぎてみてる時間がない人には、動画の内容が体系的にまとまっている以下の書籍をおすすめしたいです。
日本国内の経済トピックス
・コロナによる経済ダメージ
・6年ぶりの円安傾向
コロナによる経済ダメージ
発令されていた「まん延防止等重点措置」は3月21日に全都道府県で解除されたことにより明るい話題が増えてきました。
- 春休みの国内旅行の増加
- 出張・会食を再開する企業の増加
- 歓送迎会、Go To Eat再開

ですが、グラフのように「まん防」が解除された3月21日以降感染者数は増加傾向にあり、今年のゴールデンウィークはまた自粛する人が増えそうです。
日本は世界的に見て感染者数は少ない、一方で自粛ムードからの経済回復の方で遅れを取っています。

上のグラフは「コロナ前を100とした実質GDPの推移」を表していますが、日本は他の国に比べて回復が鈍いことが分かります。

オミクロンBA2も出てきましたし、いつまで続くのでしょうか、終わりが見えない。。
6年ぶりの円安傾向
4月16日現在、1ドル126.44円と円安傾向が続いています。

上のグラフは過去5年間の推移を表していますが、今が円安が最も進んでいることが分かります。
円安とは円の価値が下がっており、相対的にドルの価値が上がっているということです。
ドルの価値が上がっている理由は、アメリカ政府が「利上げ」を実施しているからです。
金利の高い「ドル」は利息がちゃんとつくので好まれる、一方で金利の低い「円」は利息がつかないので売られるという原理です。

円建て資産しか持っていないというのは「リスキー」です。
海外の経済トピックス
・ウクライナ危機の経済影響
・米国金利の動向
ウクライナ危機の経済影響
2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵攻しました。これによって世界経済に起こった変化を3点紹介します。
①原油価格の高騰

原油価格の高騰により「ガソリン価格」も高騰しています。
上の画像はわが家でデータ化しているレギュラーガソリン価格の推移ですが、3月27日時点で171円/Lとなりました。
これは2008年9月のリーマンショック以来、13年ぶりの高値水準となっており家計には大ダメージですね。
②天然ガス価格の高騰
天然ガスは発電所の燃料です。つまり、天然ガス価格が上がったら「電気代」が上がります。

上のグラフはわが家の電気代の推移ですが、3月と4月は特に高くなっており電気代高騰による影響をもろに受けています。
天然ガス価格高騰+今年の冬の寒波により採算が合わなくなった「新電力」はどんどん潰れていってますね。
③小麦価格の高騰
小麦価格が上がると、パンや麺類などの小麦を使った食品が値上がりします。
輸入小麦は過去2番目の高値となっており、農林水産省は小麦価格を17%も引き上げることを発表しています。

身近な影響が意外と多いですね。
米国金利の動向
3月15日、16日にアメリカの金利引き上げペースが決まりました。決定事項は以下のとおりです。
- 0~0.25%の短期金利を0.25~0.5%とする
- 2022年中に7回の利上げを予定
- 2023年には3.5回の利上げを予定
最終的にアメリカの短期金利は2.75%程度まで引き上げられる予定です。
金利が上がると個人も企業も積極的にお金を使わなくなるため、経済が停滞していきます。
現在アメリカは物価上昇(インフレ)の対策として、利上げにより歯止めをかけることがアメリカ政府の狙いです。


消費活動が停滞する⇒企業の利益が落ちる⇒株式相場は悪化していくことが予測されます。
③2022年3月 米国インデックス運用実績

2022年3月のわが家の運用実績をまとめました。過去からの実績推移もグラフ化して分かりやすくまとめています。
またわが家の「総投資額」を惜しげもなく大公開しているので、皆さんの運用の参考になれば幸いです。
銘柄毎の運用実績まとめ

先月は楽天VIT、eMAXIS Slim S&P500以外は損益額マイナスとなる悲しい状況でしたが、今月は大反発により回復しました。
ただ、eMAXIS Slim新興国株とひふみプラスは依然として損益額マイナスの状況です。
eMAXIS Slim新興国株はロシア・ウクライナ影響によるもの、ひふみプラスは岸田ショック影響によるものと推定します。

各銘柄のグラフを見ると、すごい角度で上昇している「大反発」の様子がよく分かります。
eMAXIS Slim新興国株、ひふみプラスも同様に反発しており、損益額こそマイナスでしたが、先月よりはマイナス額は小さくなりました。

最近ボラティリティが大きすぎるので、証券口座はあまり頻繁に見ないようにしています。
全体の運用実績まとめ
積立額:2,197,000円
評価額:2,514,423円
損益額:+317,423円
損益率:+14.45%

全体の損益率は先月「+2.85%」まで沈みましたが、今月は「+14.45%」と急上昇しました。
損益額も気づけば30万円を超えており、コツコツ積立て複利運用してきた成果がちょっとずつですが出てきています。

複利のパワーはまだまだこれからなので、積立継続頑張ります!
まとめ:FIRE目指してコツコツ積立!

今月は大反発により落ち込んでいた損益率が回復して「一安心」しております。
ですが、コロナ・利上げ・戦争と先行き読めない出来事が多くありますので、今後も継続して上昇する保証はどこにもありません。
下落相場中の「一時的な」反発に過ぎないという可能性が高いです。(と見ている専門家の方も多いです。)
相場が上昇しようが下落しようがわが家の方針は変わらず「長期コツコツ継続投資」あるのみなので、今後も運用頑張ります!
ではまた!
過去の投資のバックナンバーをまとめました。各月のトピックスを記載しているので気になる記事があれば読んでいってください!
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